モッティの小部屋(モッティブログ)

「独身だっていいじゃないか!」日本社会に叫びたい昭和生まれ(女)のブログです。日々の楽しみ・考察などいろいろ記録していこうと思います。

変な会社に入っちゃった3 ~社員を大切にしない会社~

前職を辞めて、数か月はゆっくりしていましたが、再度転職活動を始めました。

その時すでに30歳をとっくに過ぎており、簡単には決まりませんでした。

ハローワークのイベントに参加し、エージェントなどに登録し、転職サイトもいくつか登録しました。

経理の求人が多いことと、もともと興味があったため、日商簿記検定を取得しましたが、経験もない30代の私では経理の内定ももらえず、結局は半年以上無職でした。

 

決めたのは、契約社員の事務でした。

早い段階で後悔するのですが、このときの私は焦ってしまっていて、入社先での将来性の不安(年収が低いこと)に蓋をして決めてしまいました。年収が低くても、ボーナスがなくても、昇給はあるし何とかなるかもしれない、と。

書類選考で落とされることや、面接の機会を得ても内定はもらえないことで自信を無くし、同級生の友人は結婚したり新卒で入った会社で正社員で頑張っているのに・・・とさらに自信を無くして、連絡も取りたくなくなってどんどん孤独になっていきました。

親は「働かないで家にいてもいいんだよ」とは言ってくれましたが、言い争いをするようなことがあれば「気に入らなければ出ていけ」「養ってやっているのに」となるので、早く働いて収入を得なければと思っていました。

 

入社したのは業務の請負をしている会社でした。本体の会社があり、そこが出資して作った会社です。(わかりにくいので、本体の会社:①、請負の会社:②とします。)

②の仕事は業務委託なので、法律上は①の社員と仕事の切り分けがはっきりできていないといけません。数回部署異動して気づいたことですが、部署やその時の①の担当社員のスキルや考え方によって、業務の範囲や量が異なっていました。

①の社員には「業務委託」とはどういうことかきちんと説明がされていないようで、①の社員と同じ業務をさせたり、明らかに①の仕事を②の契約社員に押し付けたりするため、委託料(すなわち給料)は増えないのに業務はどんどん増え、業務内容・量と給料のバランスが全く取れていない状態でした。

私たち①の契約社員の給料は5年間のみ昇給がありますが(それも5年後に自分から聞いて知りました)、最終的に月2,000円、つまり年収として24,000円上がっただけでした。私たち①の契約社員の年収を1とすれば、②の新卒は私たちの1.5倍くらい。5年も経てば私たちの3倍の年収をもらい、どんどん増えていくのに、私たちは元々の年収が低いうえに、仕事が増えても入社6年目で一切上がらなくなるのです。

私たちの会社②の正社員の仕事は「業務の調整をすること」であるにもかかわらず、何人もの正社員に現状を伝えても立場が下だからと言い訳されたり、聞き流されたりと全く取り合ってもらえず、一切状況は良くなりませんでした。

 

私は給料が上がらなくなった時点で転職を考えました。

その当時はとても忙しい部署におり、全力で頑張っていましたが、7年目くらいの時に全然仕事しないリーダーとやりたくない仕事は絶対にしない同僚の間で、有休が取れなくなりどうにも辛くなって、転職活動を始めることにしました。

その時に決めたのは「働きながら転職活動をする」つまり、『次を決めてから退職すること』でした。

久しぶりに就職サイトやエージェントに登録して、1年半頑張りました。

業務の都合があってずっと続けられたわけではないけれど、成果は出せずに1年半が経ち諦めかけていた頃、コロナウイルスが広がって来たため、一旦休止することになりました。また、異動もありました。

異動先はコロナの影響をもろに受けて、入社して初めて「暇だ」と感じることもありましたが、さらに1年半くらい経ったところで「やるのは時間がある今だ」と気づきました。

その頃、突然リーダーを別の部署に引き抜かれてしまい、②の正社員にその後の方針や引継ぎについて聞いても、全く要領を得ない回答と「協力してください」という一方的なお願いしかなく、部署内は絶望ムードでした。

もともと会社に対して信頼はなくなっていたけれど、「どうしてこの状態で協力してもらえると思ってるんだろう?」と、私は不思議でしょうがありませんでした。

仲の良かった同僚はいち早く退職を決め、私も『やっぱり急がなくては』と活動を始めて3か月、ようやく内定をもらうことができました。

 

最終的に私は9年在籍していました。

②では、子供がいる方は基本的に家を優先でき、お休みだけは取りやすいようになっていたので、契約社員はほぼ50代前後以上のお金のある主婦か、小さい子供がいる主婦でした。

50代以上の主婦は比較的「このまま定年まで・・・」とのんびり働いている方が多かったけれど、小さいお子さんがいる主婦の方ではバリバリ仕事をされている方もいました。

お話を聞いていると、フルタイムで働いているのに家事や子供の習い事の送り迎えなどに夫の協力もないため、お休みを取りやすいというだけで、安い給料で働かされている方の多いこと!!

何を大切にして働くか、価値観は人それぞれだから家庭のことは別としても、彼女たちのしている仕事はこんな安い給料ではありませんでした。

労働者派遣法のスキをついてこんな雇用ができるようにしてしまった日本が嫌い、男女平等に程遠い日本が嫌い、そして、その日本の嫌いなところがたくさん見えてしまった本当に嫌な会社でした。

 

ちなみに、ここには立場も何もかも色々な人がたくさんいる職場だったので、言葉ではわかっていたはずの「価値観は人それぞれ」ということが身に染みました。

価値観は人それぞれ、考え方も人それぞれだから、どう話してどう行動したら信頼しあえるのか、そして協力をしてもらえるのか。業務内容よりもそればかり考えていたような気がします。

逆に、それが大変だったので、業務に関しては大体のことは頑張ればできるな…と思えるようになれました。

それと、私がこれまで働いてきた中ではいちばん大きな組織が作った会社だったので、それまであまり気にしてこなかった就業規則がきちんと提示されていたり、福利厚生があったりと、とても勉強になりました。

本当に嫌いな会社ですが、9年無駄にしたなと思うこともありますが、得たものも多いなと思えなくもない・・・かも?

 

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<余談>

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自慢ですが、私はQoo10歴10年以上です(笑)

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